葉山。マリンリゾートな海の街。海辺にヨットが浮かぶ葉山マリーナや、有名なビーチサンダル屋「げんべい」に立ち寄りながら、目指すは、海を望みながらスペイン料理が食べられる葉山の名店 『コスタ・デル・ソル』。 "コスタ・デル・ソル" とは "太陽の海岸" という意味らしい。
海岸沿いに建つ白いアンダルシア風の建物は、南スペインを彷彿とさせる。3階に続く階段も白い石造りで西洋の教会を思わせる。
海が見渡せるテラス席に通される。ちょっとした個室風になっており、最近では普及しきっている "おこもり個室ダイニング" の発祥のよう。※あいにくこの日は曇り空、海も灰色荒れ模様・・・。
ランチはコースのみ。もちろん、パエリアのコースを注文。食前酒はサングリア。フルーツをふんだんに赤ワインに漬け込んだスペイン料理の伝統的なワイン。
まずはサングリアとサラダが運ばれてくる。このサングリアが美味しい!今まで飲んだサングリアの中でも最もフルーツの香りが芳香なサングリアだった。ベースの赤ワインもちゃんと選ばれた上品な赤。お見事&ご満悦。
パエリアはお客さんのオーダーが入ってから米から炊き上げるので、40分ほどかかるそう。お腹が持つかな、と心配していると、もう一品サイドオーダーが登場。マッシュルームのオリーブオイル炒め。これも美味しい。ガーリック風味のオリーブとフランスパンがベストマッチなのは言うまでもない。
そうこうしているうちにパエリア登場。初めての来店だったが好みでイカ墨パエリアをチョイス。真っ黒なライスにイカとパプリカが乗ったシンプルなパエリア。イカ墨の旨さの後ろで、ちゃんと主張する濃厚な海(エビ?)の風味がお焦げに移って美味しい。鍋のふちにこびり付いたお焦げを一生懸命こそぎながら食べた。
デザートは、とろけるクリームブリュレ。これはよい口直し。とろけた。コーヒーがもっと苦いエスプレッソ系だとよかったけど、スペインのコーヒーは薄いのかな。
最初はやはり王道のサフランの黄色いパエリアのほうがよかったかも。しかし、なんといってもお店の雰囲気がいい。夕日に照らされた海を見ながらのサングリアは、東京の摩天楼に勝るとも劣らないはず。デートでこんなお店に誘われたらぐぐっとくるぞ。
太陽の国スペインは、実は最も行きたい国の一つ。いつか必ず。
『
Costa Del Sol(コスタ・デル・ソル)』
住所 :神奈川県三浦郡葉山町一色2511-7 スクーバミュージアム葉山アクアリゾート3F
TEL :0468-76-3423
営業時間:昼 12:00~14:00(L.O.)(パエリアのみ13:30 L.O.)
夜 17:00~19:30(L.O.)
定休日 :月火定休、要予約
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