くえ~!ってご存知?
「九絵(くえ)」は、体長1メートル以上、重量20~30kgもある白身の深海魚で、最近は専門の漁師でさえ月に何本も捕れない幻の高級魚とされている。その九絵を食べに行った。こんなこと言われたら、ね。↓
「熱を加えると身がギュッと締まり、脂ののり具合とのバランスは
他の魚では例え難い美味しさで、フグより旨いといわれております。」
ということで、九絵鍋のコースを注文。
戻り鰹たたき
大好物のメニュー。戻り鰹というからにはもうちょっと脂がのっててもよかったかな。
九絵鍋
九絵の身はブツ切りなのだが、ひとつの "ブツ" がデカイ。だし昆布が入った鍋を火にかけ九絵から入れていく。九絵は火を通しすぎると硬くなるそうで5分が目安。
・・・待つこと5分。出来上がった九絵をチリ酢(ポン酢+もみじおろし)で頂く。
味は淡白、確かに身はギュッと締まっていて肉のような食感。寒天質の脂身が多い。個人的にはこの寒天質が得意ではなく、もっぱら白身をほおばる。骨も多く細かに出しながら食べる。
鍋雑炊
〆は雑炊。鍋の残りだしに醤油みりんなどで多少味の調整をし、ご飯を入れ溶き卵をふんわり回し掛け蒸す。鍋のだしも九絵の身同様あっさりとしているのだが、旨みが凝縮されており、これは旨い。
全体の感想。
ふぐより美味しいかというと・・・好みかな。私は、ふぐは鍋よりふぐ刺し派なので、九絵も刺身で食べ比べてみたかった。とはいえ、念願のくえ~!ご馳走様でした。
お店はというと、鍋の最初の手ほどきや雑炊作りをお店の仲居さんがすべて手際よく行ってくれて好印象。
その他の一品メニューも本当においしそう。次回は一品料理狙いで。
・鯛かぶと煮
・焼さば棒寿司、焼さば姿寿司
・鯨うねす燻製(鯨ベーコンの燻製)※このお店、鯨メニューも充実
『土佐料理 祢保希(ねぼけ)』赤坂店
住所 :東京都港区赤坂3-11-17
東京メトロ赤坂見附駅徒歩3分
電話 :03-3585-9640
営業時間:月~金 11:30~14:00、17:00~22:30(L.O.21:30)
土 16:00~22:00(L.O.21:00)
定休日 :日・祝